犬のおもちゃの選び方と事前に知っておきたいこと

コラム

犬用のおもちゃは、ペットショップやホームセンター、ネットショップでも購入することができますが、見た目の可愛さだけで選んでいませんか?

選び方を間違えて与えてしまうと、誤飲をする可能性もありますし怪我につながることもあるので、あらかじめ選ぶときのポイントなどはおさえておいたほうがよいでしょう。

愛犬の歯が生え変わる時期は

基本的に、犬のおもちゃはストレス解消やしつけ、飼い主と共に遊ぶ時間を確保するために使われるアイテムなので、その目的によって選び方のポイントは変わってきます。

たとえば、愛犬の歯が生え変わる時期や、顎の力を鍛えたい時期、またはストレス解消のための「噛むおもちゃ」を選ぶときは、「おもちゃの硬さ」がポイントとなります。

子犬の内でも、ある程度硬さのある物を与えておくと、歯の生え変わりの際に歯が気になって他の物を噛んだりするのを抑える効果があります。

音が鳴るタイプやぬいぐるみ系になると、プラスチックの破片を誤飲してしまったり、素材が布であれば解けた糸が歯に絡まったりする危険があります。

飼い主が傍に居る際であれば、突然のトラブルにも対応が可能ですが、一匹で留守番をさせている際に起きてしまうと誤飲に気付けない場合があります。最悪の場合、喉に引っ掛かってしまう事もあるので、必ず何が起きるか先を見据えて購入するのが安心です。

噛む事でデンタルケアにもなるタイプはフレーバー付きの物が多く、ストレス解消にもオススメです。歯磨き効果が期待でき、子犬用からも販売されている為、成長に合わせて買い揃える事が可能です。

交流や体力づくりを重視する場合は

愛犬との交流を深めたり体力作りを重視したい場合はフリスビーボールがオススメです。

フリスビーは外で飛ばして遊ぶ事ができ、素材も柔らかい物から硬い物まで品数が多いので、体格に合った物を選ぶのが良いでしょう。

小型犬であれば、室内で小さいボールでも充分な運動量を確保する事が出来ます。ゴム製から布まで、こちらも種類がありますが、体よりも大きいボールになると噛む事が難しくなる為、サイズ選びも重要になります。

劣化することも視野に入れて

どのおもちゃも使用を続ければ劣化して来ます。

小さい頃から気に入っているからと、残しておきたい気持ちは分かりますが、別で保管をするのではなく、ずっと与えている場合には速やかに取り上げましょう。

汚れたり劣化した物は衛生面でも良くないので、ボロボロになったら新しい物と交換をしてあげましょう。

どうしても交換を躊躇するのであれば、長く愛用出来るおもちゃを選んであげる事もポイントです。長く愛用出来る事に注目をするのであれば、柔らか過ぎる物はアウトです。噛んで縫い目を解いたり、壊してしまうからです。

ただし、布製のぬいぐるみやボール類は洗う事も可能です。定期的に洗濯をする事で衛生面は清潔に保つ事が出来ます。

犬は年齢が高齢化してくると、今まで遊んでいた物で遊ぶ時間が減って来ます。若い頃の方がより遊ぶ時間が多い為、年齢によっても選び方を変えてみるのが良いでしょう。

高齢になると硬い物を噛む事は難しい為、若い頃に比べて柔らかい物の方を与えるのがオススメです。長時間、遊ぶ事が少ないのですぐに壊してしまったり誤飲をする可能性も低くはなりますが、与える以上は飼い主がきちんと見ている必要があります。

少し紐が長い玩具類になると、常に与えておくのではなく、飼い主が一緒に遊ぶ時にだけ出してあげるのも良い方法です。常に与えておく物、一緒に遊ぶ際に使う物など、場面や用途に合わせて使い分ける事も大切です。その為、店舗での選び方も一匹で遊べる物と飼い主と一緒に遊べる物に分けて探すのも良いでしょう。

まとめ

犬用のおもちゃを上手に選ぶためには、購入をする前に「与えるとどういう事が起きるのか」を前もって考える事が重要です。

案外、飼い主側の好みで選んでしまう事が多く沢山の数の玩具を与えてしまいますが、与え過ぎも悪影響なので注意しましょう。

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